3月の中旬に日帰りで行った、寸又峡の夢の吊り橋~奥大井湖上駅の観光。
当初の目論見が外れ、目的のひとつであった寸又峡温泉には入れず、代わりにどこかの温泉に!と思って入ったのが接阻峡温泉でした。
そもそも接阻峡温泉という名前も知らなかった温泉でしたが、入ってみたら結構良いお湯で、温泉好きな人は気にいる人も多いのではと思える温泉でした。
また、田舎の温泉らしく、素朴で大雑把な感じがたまらなく良い感じでしたので、接阻峡温泉会館に入った話を綴ってみます。
接阻峡温泉会館「せっその湯」に行ってみた
本当は寸又峡温泉に入る予定が、ちょっとした失敗で入れずじまい。
そのため、急遽ほかに入れる温泉が無いかと探して見つけたのが接阻峡温泉。
今回の旅の目的地のひとつ、奥大井湖上駅からも近くて、調べてみると「若返りの湯」と言われる良質なお湯との事でさっそく向かいます。
田舎の温泉らしく、民家が数件ある集落の中の日帰り温泉施設でした。
入ってみると、こじんまりとした受付と券売機。地元の名産が並んで、いかにもな雰囲気がテンションを上げてくれます。
接阻峡温泉会館の入り口
脱衣所もシンプルです。洗面がふたつに鍵付き無料ロッカーもあります。
ロッカーは12人分ですが鍵が付いてないロッカーがあるのは田舎温泉のあるあるです。
ドライヤーもひとつ置いてありました。
せっその湯の脱衣場
お風呂は内湯だけの小さな温泉ですが、7つのカラン、シャンプーとボディソープも備え付けです。
確かに、透明なお湯は少しヌメりのある、いかにも温泉らしいお湯。
熱すぎずぬる過ぎず、ちょどいい温度のお湯が体を温めてくれます。芯から温まり、さっぱりポカポカになりました。
平日の昼間だからなのか、ほとんど貸切状態。ゆっくり温泉を堪能できました。
接阻峡温泉の泉質と料金や営業時間
あとあと調べてみると、源泉や泉質は以下の通りだそうです。
- 源泉:接岨峡3号泉
- 泉質:ナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉
- 効能:胃腸疾患、リュウマチ、神経痛、痛風、火傷、皮膚病、創傷など
入浴料はリーズナブルでした。
日帰り入浴:大人500円、小人300円
2階に休憩所があり、利用するには別途200円掛かります。
営業時間は午前10時~午後8時迄で木曜日が定休日だそうです。
アバウトな昼食付プラン
この日は朝早くから寸又峡(夢の吊り橋)~長島ダム~奥大井湖上駅と回って観光を堪能して、気が付けば昼食を食べていませんでした。
温泉会館の隣には食堂が隣接されていたので、ちょうど良いと思い食事も済ます事に。
券売機のメニュー以外にも定食メニューなどがたくさん壁に貼ってあるので、迷いながら見ていると受付のおばちゃんから「今日は大したもん作れないよ~」との一言が。
「そばかうどんくらいしかできないよ」
「お風呂は入るの?」
「だったら昼食プランにしたら?うどんかそばに天ぷらとごはん付けてあげるよ」
「お風呂先に入るかい?ごはん先に食べる?」
まるで田舎に里帰りした感覚に陥ります。
結局、おばちゃんの愛嬌の良さに乗って、昼食プランで食事とお風呂で1,150円でお願いしました。
冷たいおそばに白いご飯が付いてくるのがいかにもです。てんぷらはその場で揚げてくれました。
人情味あふれる田舎の地域の温泉施設で、こういうのが好きな人にはおすすめの日帰り温泉です。
接阻峡温泉会館へのアクセス
今回は、車での工程でしたので、奥大井湖上駅から県道388号線を井川方面に走る事2~3㎞弱、5分くらいで着きます。
温泉会館の道を挟んだ先に、無料の駐車場があり、十数台は停められます。
大井川鐡道井川線の「接阻峡温泉駅」からは、歩いて10分くらいです。
おわりに
温泉好きとしては、出かけた先で温泉はどうしても入りたいという衝動を抑えられず、急遽探して入ったのが今回の接阻峡温泉です。
有名な温泉でもなければ、大きな露店風呂があるわけでもないですが、お湯は良くローカルな温泉が好きな方にはおすすめの温泉でした。
奥大井の観光の際には立ち寄ってみると良いかもしれません!
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