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信玄の隠し湯やホタルでも有名な下部温泉に日帰りで行ってきた話

下部温泉会館 温泉
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山梨の身延町にある下部温泉(しもべおんせん)は「武田信玄の隠し湯のひとつ」と言われた名湯で、以前から興味があった温泉のひとつ。

今回、たまたま近くまで来る機会があったので、良いチャンスと思い足を伸ばして日帰りで入浴してきました。

あまり時間もなかったので、ホントの立ち寄り湯になったのですが、もともとの下部温泉のイメージとはちょっと違う??

そんな下部温泉に行ってきた話と、調べて分かった下部温泉の2つの源泉について綴っていますので、これから行きたい人への参考になれば幸いです。

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下部温泉とはどんな温泉?

1200年の歴史があると言われる温泉で、日本の名湯100選にも選ばれている下部温泉

甲斐の戦国武将「武田信玄」が傷を癒すために湯治で利用した温泉としても有名で、徳川家康も入った温泉だとか。

他にも高浜虚子、井伏鱒二などの文学人や新渡戸稲造など歴史的な著名人、あと有名なのは加山雄三なども利用した温泉として知られているみたいですね。

泉質:アルカリ性単純温泉

効能:疲労回復、外傷、火傷、リューマチ、神経痛

として湯治場としても有名な温泉地です。

下部温泉会館で日帰り入浴してきた!

本栖湖方面から「本栖みち」と言われる国道300号を走っていると、山あいに「下部温泉郷」の文字が目に入ってきます。

本当に山深い自然の中にある温泉郷です。

今回はもともとの目的が下部温泉ではなかったので、到着したのは16時ちょっと前。

下部温泉駅が温泉郷の入り口のような位置感覚です。

下部温泉駅
下部温泉駅

ローカルな感じがたまりません。

案内看板で温泉郷の全体像を確認して、更に奥へと進んで行きます。

下部川沿いの景観
下部川沿いの景観

自然豊かな景観がいい感じです。桜も咲き始めでした。下部温泉のある身延町は「身延山久遠寺の桜」が全国的にも有名らしいです。(見に行けませんでしたが)

下部温泉会館
下部温泉会館

温泉郷の一番手前にあるのが「下部温泉会館」でした。

あまり時間が無かった事に加えて、公共温泉や大衆浴場は大好きなので、温泉街のメインを見る前に即決。

ここで入浴を決めました。

下部温泉会館の駐車場
下部温泉会館の駐車場。桜も綺麗に咲いてました

駐車場も沢山あります。20台くらいは停められるのではないでしょうか。

下部温泉会館の入り口
かわいらしい木彫りのリス君がお出迎え

入り口では、木彫りのリス君がお出迎えです。入浴可の文字に加えて「受付は5時まで」の注意書きがあります。時計はPM4時、充分です。

下部温泉会館のロビー
4月になったのに寒くてストーブが。

中に入ると、まるで地方の公民館のロビーのような佇まいです。

もちろん、大きなお風呂や、絶景の露天風呂、歴史を感じるお風呂なども大好きですが、こういう地域の公衆浴場感も堪らなく好きです。

個人的には、人が居ないのもポイントが高いです。

受付のおばちゃんと少し話して入浴券を購入。500円です。早速男湯へ。

下部温泉の脱衣所
脱衣所は広くはないですが、人も少ないので充分。

脱衣場はこじんまりとしていますが、きちんと鍵付きロッカーなので貴重品も安心です。

ちなみに、ここの鍵をもらう代わりに車の鍵を預けるシステムでした。

洗面は2つでコンセントはあってもドライヤーはありませんでした。

満を持して、いざ浴場へ。

下部温泉会館の内湯
内湯だけのシンプルお風呂

中は内湯だけで、4~5人が湯に浸かるといっぱいになるくらいの広さです。洗い場もカランとシャワーが5人分あり、シャワーとボディソープは備え付けがあります。

シンプルな公衆浴場ですが、窓の外はすぐ下部川が流れており、のんびり湯に浸かる事が出来ました。

4月の初めとはいえ、寒の戻りで寒かった日なので、冷えた体が温まります。

しかし、ここで違和感と言うか、イメージと違うという想いが出てきたのです。

本来持っていた下部温泉のイメージは「ぬる湯」の温泉。ここのお湯はまさに適温です。

周囲を見渡すと「皆さんが入りやすいように42度に調整しています。」の張り紙がありました。

かなり冷え込んでいたので、ぬる湯だったらそれはそれで寒かったかもしれませんが・・・。気にはなったものの、芯から温まる事は出来ました。

下部の温泉を堪能し、時計はもう17時です。時間があれば温泉街の中心まで足を延ばしたかったですし、なんなら温泉のハシゴをしたかったのですが、自宅に帰るまでには3時間以上掛かる上に予定もあり。

後ろ髪を引かれながら下部温泉を後にしました。

≪下部温泉会館≫

住所:山梨県南巨摩郡身延町下部1130-1

営業時間:午前10時~午後5時半(受付は5時まで)

定休日:年末年始(12月29日~1月2日)

入浴料:500円

下部温泉のイメージと違った理由は2つの源泉!

帰宅後、下部温泉について調べたところ、違和感の理由が判明しました。

下部温泉には、源泉がふたつあるようです。

もともとあるのが「旧源泉」と言われ、泉温が31.3℃の源泉です。

これに対して、2006年に湧出した新源泉は51.0℃の源泉で「しもべ奥の湯高温源泉」と言われるそうです。

今でも両方の源泉がありますので、宿や施設によって引いている源泉が異なるという事ですね。

ちなみに今回入った下部温泉会館の温泉分析書には「しもべ奥の湯高温源泉」と記載がありました。加水して42度に調整していたんですね。

下部温泉会館の温泉分析書
ピンぼけですが下部温泉会館の温泉分析書

バタバタしていた立ち寄り湯ですが、今度は旧源泉の「ぬる湯」にも入りたいものです。

下部温泉で日帰り入浴ができる場所

今回の公衆浴場「下部温泉会館」以外でも日帰りで立ち寄り湯ができるホテル、旅館もたくさんあります。代表的なところをまとめてみました。

◆健康・旬彩の宿 ホテル守田

日帰り入浴:大人1,000円、子供500円。他各種日帰りプランあり

ぬる湯源泉とあつ湯源泉の2つの源泉が楽しめる。元大関・魁皇関も湯治に訪れたとの事。≪公式ページ≫

◆下部ホテル

日帰り入浴:大人1,200円、子供600円。他各種日帰りプランあり

七つの露天風呂を含む大浴場など12種類の湯船があり、湯めぐりが楽しめる。 ≪公式ページ≫

◆湯宿 梅ぞ乃

日帰り入浴:大人1,080円、子供540円。他各種日帰りプランあり

ぬる湯源泉とあつ湯源泉の2つの源泉が楽しめる。駅から徒歩5分の一軒宿。 ≪公式ページ≫

◆下部温泉 元湯 橋本屋

日帰り入浴:500円(2時間以内)。他部屋利用プランあり

和風の旅館で、混浴の岩風呂と女性専用風呂がある。日帰りでもぬる湯とあつ湯の2つを楽しめます。 ≪公式ページ≫

◆不二ホテル

日帰り入浴:500円(1時間以内)。1,000円(3時間以内・休憩室利用)

下部温泉の中心から少し離れた場所にある純和風の温泉宿。≪公式ページ≫

番外: 古湯坊 源泉館  ※現在、立ち寄り湯は休止中です。

旧源泉のぬる湯が足元15畳くらいの大岩盤下から湧き出る大岩風呂が非常に有名で、自然湧出100%掛け流し、加熱、加水無しの温泉です。

このお風呂目当てで下部温泉に行く人も多かったのですが、残念ながら立ち寄り湯は休止中です。

宿泊でも行きたい温泉です。≪公式ページ≫

下部温泉へのアクセス

今回は車で訪れた下部温泉ですが、ひっそりとした山あいの温泉郷は、秘境感もあって良いところでした。

ただ、本栖湖方面からくる場合には、本栖みち(国道300号)は少しカーブのキツイ場所もあるので、マイカーの場合には運転に気を付けて行きましょう!

◆車の場合

新東名高速道路:新清水ICより国道52号、国道300号経由で45㎞約50分

中央自動車道:河口湖ICより国道139号、国道300号経由で45㎞約60分

中部横断自動車道

中部横断自動車道が2019年3月に下部温泉早川IC~六郷IC間を開通していますので、中央道の双葉JCTから下部温泉早川ICまで来ることができるようになりました。

◆電車の場合

・新宿駅→甲府駅→下部温泉駅(新宿より最短で2時間15分)

・静岡駅より直通列車『ふじかわ号』あり静岡駅より1時間10分

ホタルも見られる下部温泉

下部温泉会館の受付のおばちゃんに聞いたところ、下部温泉のある身延町は「ホタル」でも有名との事です。

温泉郷を更に奥に進んだ下部川の上流にある「湯町ホタル公園」では5月下旬から6月下旬にかけて蛍が舞うのが見られるとの事。

また、下部温泉駅から車で15分くらいのところにある「ほたるの里一色川」は山梨県下有数のゲンジボタルの生息地だそうです。

毎年ホタルの時期になると、身延町の商工会のホームページで、ほたるの里と湯町ホタル公園のホタル状況を配信しているようです。

5月下旬から6月下旬がシーズンらしいので、下部温泉に泊まってホタルが見られたら最高ですね。

おわりに

今回の下部温泉立ち寄り湯は、不完全燃焼に終わりました。

下部温泉会館の日帰り入浴は満喫しましたが、せっかくならば旧源泉のぬる湯も入りたかったというのが本心です。

バタバタと慌てていると良くないですね。 今度は(できればホタルの時期)に二つの源泉を堪能できるようにリベンジしたいところです!!

※本記事を参考にされる時には、記載時と変わっている事もあるかもしれませんので、有用性をご確認くださいますようお願い致します。

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