とある金曜の夜。
暇つぶしに見ていたSNSで、たまたま目にしたのが「奈良田温泉白根館」についての投稿。
とても良いお湯だとアップされていて、興味深々。
ちょっと調べてみたら山梨の秘境と呼ばれるような山深いエリア。
うーん・・・と悩んだのも束の間。
明日は休みだし。と早起きして行ってきました!
今回は、山梨の秘湯、奈良田温泉「白根館」について綴っています。
奈良田温泉はトロトロつるつるの美肌湯!
今回お伺いした白根館の泉質は以下の通り。
源泉 | 奈良田温泉七不思議の湯 |
泉質 | 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 |
効能 | 糖尿病、神経痛、筋肉痛、関節痛、 五十肩、慢性消化器病、痔疾、冷え性、 慢性皮膚病、慢性婦人病、他 |
泉温 | 源泉:49.8度 |
まぁ、ひと言でいえば「すごい良いお湯!」
お湯に浸かると、肌がヌルヌルっとした感じのするお湯でした。
一般的には、pH値が7.5以上の弱アルカリ性温泉は「美肌の湯」なんて言われていますが、pH8.5以上のアルカリ性泉になると「トロトロ・ヌルヌル感」が強くなりますね。
という訳で、白根館さんの温泉分析表を見てみると・・・pH値は9.1。
なるほど、納得。
香りは軽めの硫黄臭、100%源泉かけ流しでした。
ちなみに、温泉の色は透明・グリーン・白濁と天候気候等により色が変わる神秘の湯だそう。
今回は透明でしたが、露天の方は若干グリーン掛かって見えました。
奈良田温泉「白根館」に行ってきた
現在は宿泊はやっていないそうで、日帰り入浴のみの営業。
10時半からだったので、時間に併せてお伺いしてきました。
入浴料をお支払いして、「早速お風呂へ!」と言いたいところですが、
はやる気持ちを抑えて、受付横の貴重品ロッカーをお借りします。
脱衣所には鍵の閉まるロッカーは無いので、お財布や車のキーなど貴重品はここに入れておきます(貴重品ロッカーは無料です)。
貴重品を預け、いざお風呂へ!
浴場は内湯(総ヒノキ)と露天(木造りと石造り)。
「男」と「女」の札が外せるようになっていたので、日替わりで男女が入れ替わるのでしょうかね。
今日は「男」が木造りの露天風呂でした。
まずは内湯の総ヒノキ風呂に向かいます。
「男」の暖簾をくぐると、脱衣所があり・・・誰も居ないので貸切状態です。
オープン時間に合わせて来た甲斐がありました。
脱衣所は清潔感があって掃除も行き届いている感じ。
髪の長い人は気になるであろう、ドライヤーもありましたね。
では、早速中へ。
ジャブジャブと流れる掛け流しが良い感じです。
檜の浴槽は2つに分かれているので、若干温度の差もありました。
温度高めが良い人は源泉の方へ、そうでない人は逆の方へ入ると良いですね。
お湯は本当に良い感じ。
トロトロです。
ずっと浸かっていたい気分でしたが、若干のぼせ気味になりつつあったので、今度は露天に向かいます。
ここで問題が。
露天に行くのに、木造りの露天風呂は離れているので、一度服を着ないといけなかったのが少々面倒。
(離れているとっても、10m程度なので・・・局部をタオルで隠して移動してしまう人も居そうですが・・・一応マナーを守って一度服を着ましたよ)
ちなみに、今日の女性の方は
の入り口が一緒になっていたので、内湯⇔露天と行き来しやすくなっているのかな?
と思いました。
露天風呂の脱衣所には
「温泉の成分で足の裏が黒くなることもあります」
なんて張り紙が。
はい、いかにも良い温泉っぽいですね。
今日の内湯は透明なお湯でしたが、露天の方は何となく緑掛かっているような・・・。
ただ、こっちのお湯も、内湯と同じようにトロトロ・ヌルヌル感が凄い。
露天も堪能させていただきました!
自信をもって周りの人におすすめできる感じでしたね!
奈良田温泉白根館へのアクセス
奈良田温泉がある山梨県の早川町は、奥山梨と呼ばれるエリア。
「町」としては日本一人口が少ない町としても知られているそうですね。
今回は車で行ったのですが、車の場合は
くらいですね。
奈良田温泉白根館の駐車場
駐車場は当然ですが、白根館にあります。
10台ほどは停める事ができそうでした。
また、少し歩いたところに「奈良田の里」という施設の駐車場があります。
今回は、白根館の利用開始時間より早く到着したので、ここを利用しました。
「奈良田の里」は天然温泉「女帝の湯」、お食事処「こんぼうす」、「南アルプス山岳写真館」、文化財所蔵「早川町歴史民俗資料館」、古民家カフェ「鍵屋」などの複合施設です。
時間があればブラブラしたかったのですが、今回は駐車場の利用だけ。
ちなみに、無料で利用でき、自動販売機やトイレもありました。
奈良田温泉には女帝の湯もある
前述の通り、「奈良田の里」には天然温泉「女帝の湯」という温泉施設があります。
こちらは町営の温泉施設。
白根館と同じように、アルカリ性の温泉でトロトロのお湯が楽しめるそうです。
女帝の湯のホームページよると、
とのこと。
白根館の日帰り入浴料金や時間
今回利用者した奈良田温泉の白根館
利用に際しての時間や料金は以下の通りです。
残念ながら、白根館の宿泊は令和2年2月で終了されたそうです。
現在は日帰り入浴だけ。
色々事情はあるのでしょうが、凄く良いお風呂だったので日帰りだけでも続けて頂きたいですね。
ちなみに、同じ早川町には「西山温泉慶雲館」という「世界最古の温泉旅館」としてギネスブックに認定されている温泉旅館があります。
こちらは日帰り入浴はやっていないので、宿泊のみ。
早川町に泊まりたい人は検討してみては。
おわりに
SNSの投稿を見て、衝動的に訪れた奈良田温泉。
それまで、その存在すら知らなかったのですが、とても良い温泉でした。
早川町も自然が豊かで良いトコでしたね。
また訪れる機会が来ることを楽しみにしたいですね。
ちなみに、帰り際に寄った「湯島の大杉」と言う巨木や、吊り橋のことも綴っていますので、
載せておきます。
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