※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

羽黒山の五重塔から三神合祭殿!石段はキツイけど登る価値あり!

羽黒山の五重塔から三神合祭殿!石段はキツイけど登る価値あり! 観光
スポンサーリンク

山形の羽黒山、湯殿山、月山の出羽三山は古くから修験道を中心とした山岳信仰の山として知られています。

  • 羽黒山が現世
  • 月山が前世
  • 湯殿山が来世

を表すとされており、羽黒山修験道では、「三関三渡」の行とも言われているそうです。

今回、山形への旅の目的がこの羽黒山。

羽黒山の国宝「五重塔」から、2400段以上の石段を登って、山頂の三神合祭殿にお参りしてきました。

三神合祭殿は、羽黒山、月山、湯殿山の三神を合祭した大社殿です。

スポンサーリンク

羽黒山の山頂「三神合祭殿」へのアクセス

羽黒山の山頂、三神合祭殿へ行くルートは2つあります。

羽黒山有料道路を使う

これは、山頂間近の駐車場まで車で行ってしまうルート。

この場合には、石段を登ったりする必要はありません。

ただ、国宝の五重塔を見たり、杉並木参道を登ることはできません。

体力的に厳しいと言う人や、石段を登りたくない、三神合祭殿だけ見たいと言う人向けのルートですね。

羽黒山の杉並木参道(石段)を登る

こちらは、随神門という門から、杉並木の参道(石段)を約2km登っていくコース。

途中、国宝の五重塔や縁結びの神様など、見どころもたくさんあります。

体力的には、40代運動不足真っ盛りの自分でも登れました!(キツイですが)

できる事なら、こちらのルートがおすすめです。

羽黒山の参道を登るのは朝がおすすめ

出羽三山神社大鳥居
出羽三山神社大鳥居

向かう途中の「出羽三山神社大鳥居」。朝日を浴びる姿にテンションが上がります。

今回は鶴岡市内に宿を取り、朝早めの時間帯からスタートすることに。

夏休み期間と言う事もあり、

  • とにかく暑くなる前に登りたい
  • できるだけ混雑は避けたい

というのが狙い。結果的には、これが大正解。

もちろん、真夏なので汗だくになって歩いたのですが、それでも日中よりはずっとマシでした。

また、狙い通り人が少なく、杉並木の静寂は本当に神聖な雰囲気でしたし、五重塔などもゆっくり見ることができました。

これから行く人は、朝早めの時間がおすすめです!

できれば近くに宿を取れるとベストだと思いますよ。

≫羽黒山周辺の宿を【楽天トラベル】で探す

羽黒山の参道を登るときの駐車場

随神門前駐車場

参道を登る場合には、無料の駐車場があります。

随神門前駐車場という大きめの駐車場。多くの人は、ここに停めるのだと思います。

ここはトイレもあります。

もう少し近づきたいと言う人は、さらに進んで突き当りを右に曲がったところ。

「いでは文化会館」の駐車場にも停める事ができます。

「いでは文化会館」の駐車場
「いでは文化会館」の駐車場

できるだけ歩く距離を減らしたいと言う人はこちらでしょうか。

ただ、朝早かったので空いていましたが、日中はどうかわかりません。

隋神門から羽黒山の山頂まで約2kmの石段を登る!

車を停めて、荷物はできるだけ少なく。

汗拭き用のタオル、水分補給の飲み物、それから「うちわ」(笑)

準備万端で、ちょうど朝7時のスタートです。

夏休みですが、この時間だと人も少ないです。

鳥居の左手が社務所になっていますが、こちらもまだ閉まっています。

羽黒山参詣道の入り口「随神門」

羽黒山参詣道の入り口「随神門」

鳥居をくぐると、スタート地点の随神門です。

左右に悪霊の侵入を防ぐ門番である、豊石窓神(とよいわまどのかみ)と櫛石窓神(くしいわまどのかみ)が剣と弓矢をもって鎮座しています。

ここを通ると、いよいよ羽黒山です!

祓川と須賀の滝

祓川と須賀の滝

随神門から継子坂という坂を下りていくと、赤い橋が見えてくると同時に、水の音が聞こえてきます。

ここに流れているのが、祓川(はらいがわ)。羽黒山を登るときに、身を清めた川だそうです。

川の向こうに見えるのが「須賀の滝」。

ひんやりとした空気が流れ、清々しい景観です。

羽黒山の爺スギ

羽黒山の爺スギ

続いて見えてくるのは、樹齢1000年以上と言われる「羽黒山の爺杉」。

触ることはできませんが、間近まで行くことはできます。

凄い太さで、神秘的な力を感じますね。

また、本当は婆スギもあったそうなのですが、暴風で倒れてしまったとか。

ちょっぴり悲しいお話です。

国宝の羽黒山五重塔

国宝の羽黒山五重塔

爺スギからすぐのところに、国宝の羽黒山五重塔があります。

東北地方最古の塔と言われ、平将門の創建と伝えられているそうです。

三間五層杮葺素木造(こけらぶきしらきづくり)という造りで、今の塔は600年前に再建されたとの事。

本当に昔の人は凄いですよね。感心するしかありません。

2446段の石段のスタート!

2446段の石段のスタート!

ちなみに隋神門から五重塔までは、300mほど。多少のアップダウンはありますが、ほぼ平坦。

ここからが杉並木参道の本番です。

ここから山頂まで1700m。約60分の道のりです。

途中、「一の坂」「二の坂」「三の坂」と勾配のキツイところがあるのですが、山登りという感じではありません。

小学生くらいでも元気よく登っていますので、ゆっくりなら大半の人が登れるのではないでしょうか。

静寂の中の杉並木と石段は、雰囲気ありまくりです。

人も少なく、蝉の声を聴きながら、ゆっくりと歩を進めます。

ちなみに、「二の坂」の勾配が一番きつい感じです。別名「油こぼし」と呼ばれていて、武蔵坊弁慶があまりの勾配に奉納する油をこぼしてしまったのが由来だそうです。

二の坂茶屋で名物のちから餅が食べられる

二の坂茶屋で名物のちから餅が食べられる

勾配のキツイ二の坂を終えると、「二の坂茶屋」があります。

ただ、早い時間なので、まだ営業しておらず。

本当は、ここで名物の「ちから餅」を食べて休憩するのが定番だそうです。

メニューだけ写真に撮って、雰囲気だけで歩を進めます。

二の坂茶屋
  • TEL:0235-62-4287
  • 定休日:不定休※冬期(11月上旬~4月下旬)休業
  • 営業時間: 8:30~16:30

茶屋の奥には絶景が広がっています。

縁結びの神様「埴山姫神社」

縁結びの神様「埴山姫神社」

ちょうど「三の坂」の途中に、イザナミノミコトの糞から生まれた土の神様、ハニヤマヒメノミコトを祀っている「埴山姫神社」があります。

本来は土の神様ですが、モノを生み出すと言う事で強い「縁むすび」のご利益があるとか。

良く見ると、格子に赤い紐のお守りが沢山ぶら下がっています。

このお守りは、山頂の「参集殿」で購入できます。

ここを目的にくる女性の方も多いのだとか。

石段の絵を探しながら登るのも良い!

この杉並木の石段には、「盃」「ひょうたん」「蓮の花」など色々な絵が彫られています。

全部で33個あるそうなのですが、全部見つけると願いが叶うとも言われています。

ちなみに、こちらが見つけた蓮の花。

実は、登り始める前から「石段に絵がある」事は知っていたのですが、全く見つけられず・・・ようやく見つけたのが、この蓮の花。(結局、5つくらいしか見つからなかったです)

場所は、埴山姫神社のちょっと先です。

こんな絵を見つけながら歩くのも楽しいかもしれませんね。

ゴールを知らせる羽黒山頂大鳥居

ゴールを知らせる羽黒山頂大鳥居

三の坂を超えると見えてくるのが「羽黒山山頂大鳥居」。

ここをくぐれば山頂です。

まるで後光が差しているかのような朝日に、ものすごい達成感。

2446段、はっきり言って大変ですが、頑張って良かったと思える瞬間です!

羽黒山山頂の「三神合祭殿」は見ごたえ充分!

羽黒山山頂の「三神合祭殿」は見ごたえ充分!

ここまで登ってきて、ようやく「三神合祭殿」をお参りです。

羽黒山、月山、湯殿山の三神をあわせて祀る三神合祭殿は、厚さ2.1mの茅葺の屋根。総漆塗りの内部など、見ごたえ充分、迫力満点です。

現在の社殿は江戸時代の文政元年(1818)の再建ですが、とても立派な社殿。

国の重要文化財にも指定されています。

東北屈指のパワースポットとの事なので、しっかりとパワーを頂いてきました!

あとは、社殿以外にも見どころがありますので、一通り見た後に・・・2446段下ります。

おわりに

今回の山形の旅の目当てのひとつが、この羽黒山でした。

確かに、2446段の石段は大変でしたが(下りも結構大変)、頑張って登って本当に良かったと大満足です。

静かな杉並木。

延々と続く石段。

何百年も前からある歴史的建造物。

そんな中を黙々と登るたびに、何やら身が清められるような感じ。

ただの気のせいかもしれませんが、本当にそんな感じを受けたのです。

もし、これから行ってみたいと思うなら、ぜひ杉並木参道のルートがおすすめです!

個人的には、朝早く、人の少ない時間帯が尚おすすめです!

※本記事を参考にされる時には、記載時と変わっている事もあるかもしれませんので、有用性をご確認くださいますようお願い致します

コメント

タイトルとURLをコピーしました