久しぶりにキャンプをしようと思い、どこか良い場所はないかと探して訪れたのが埼玉県の奥秩父、中津川村キャンプ場。
基本的にはバンガローやコテージよりもテント派。
更に言えば、隣が近い区画サイトではなく、プライベート空間が欲しいので
こんなところを探していたのですが・・・結果的には大正解。
(混んでほしくないので)できれば教えたくない、おすすめのキャンプ場でした。
中津川村キャンプ場は混まない?
訪れたのが10月初旬で、予約の電話を入れたのが3日前。
テントサイトの空きを確認すると、大丈夫との事。
ただ、前述の通り、ゴミゴミしているのは嫌なので「混んでます?」と聞いたところ「結構予約入ってます」との返答。
一瞬迷ったのですが、また他に候補を探すのも嫌だったのでそのまま予約。
フリーサイトなので、せめて良い場所を確保しようとチェックインの13時にめがけて訪れたのでした。
功を奏して、自分たちの他にはまだファミリー1組だけ。
後から来たお客さんが、できるだけ来なそうな場所を確保できたのですが・・・結局、その後もそんなに混まなかったのです。
管理人のおばちゃんに
「今日って、結構予約入っているって言ってませんでしたっけ?」
と聞くと、交代で管理をされている息子さんが、混雑しているキャンプ場が嫌で、あまり多くのお客さんを取らないようにしているのだとか。
なんて素晴らしい考えでしょう・・・。
この日も、来ていた方は皆さんゆったりとしたスペースにテントを張れていました。夏などは、それなりに入るのでしょうが、それでも隣家とギュウギュウなんて事にはならないのでしょう。
中津川村キャンプ場はこんなところ
個人的には凄く気に入ったキャンプ場だったのですが、実際にどんなところなのか紹介しておきますね。
ちなみに繰りかえしになりますが、訪れたのは2019年10月初旬。
時の流れと共に、変わる事もあるでしょうから、気になる点があればキャンプ場に問い合わせや確認をお願いします。
フリーのテントサイトは直火も可能
こちらのテントサイトは、林間サイト。
基本的には、いつも焚火台持参でキャンプをするので、直火可でも焚火台を使用。
ただ、バイクのキャンプツーリングなどで荷物を減らしたい人には、直火OKと言うのはメリットかもしれませんね。
サイト内には、以前利用された人の「手作りかまど」のあともチラホラ。
それを利用するのもありかも。
ただ、直火の場合にはあまり汚さないようにして欲しいものです。
良いキャンプ場なので。
ちなみに、地面は土なのでペグは容易に刺さります。
栗もたくさん落ちてて、拾って食べて良いそうです。山栗で小ぶりなのですが。
(管理人のおばちゃんのおすすめは栗を拾って栗ご飯だそうです)
キャンプ場のすぐそばを流れる中津川が綺麗!
キャンプ場のすぐそばに流れる中津川。
この川の水は澄んでいてとてもきれいな清流で、山並みとの景色は本当に癒されます。
10月なので入りませんでしたが、夏なら確実に水遊びできますね。
足だけは入りましたがキンキンに冷たかったです。
キャンプ場のある、中津川沿いの約10kmの渓谷は中津峡と呼ばれ、県の指定名勝であり奥秩父を代表する紅葉ポイント。
紅葉には少し早かったですが、景色の綺麗な場所でしたよ。
中津川村キャンプ場はトイレがきれい!
女性や子供連れの場合には特に、トイレの状態が気になるのではないでしょうか。
こちらのトイレは凄く綺麗!
ウォッシュレットは無いですが、水洗で安心です。
もちろん、清潔にされているのでトイレで嫌な思いをすることはないでしょう。
木の香りがしますよ。
中津川キャンプ場では温泉に入れる!
キャンプ場内に温泉があり、キャンプ場利用者は無料で入れます!
温泉の泉質は「鉄及びメタケイ酸含有による規定泉」。
赤茶色で、鉄の香りがする温泉です。
循環、濾過は一切していないようですが、泉温が低いため加熱だけしているとのこと。
自分が入った時はぬるめのお湯で、体感的には38~39℃くらいだったかな。
川の流れる音と、星空を見ながら温泉。
言うこと無いですね。
ちなみに、男湯は岩風呂で女湯は檜風呂。
温度調節可能なシャワーとカランも2つあって、ボディシャンプーやリンスインシャンプーも置いてありました。
あとは、夕方~夜10時までのみになっているので、この時間内で利用しましょう。
そういえば、綺麗な中津川に、ところどころ赤茶けた支流が流れ込んでいたのは、この温泉だったみたいです。
洗い場やかまどもたくさんある
キャンプ場によっては、洗い場が狭かったりして順番待ちなんて事もありますよね。
ただ、こちらは複数の洗い場や水道があって、混雑で順番待ちなんて事はまずありません。
備え付けのかまどもたくさんあるので、使うのもありでしょう。
また、実際に使ったわけでは無いのですが「ピザ窯」までありました。
借りて使う事もできるようなので、ファミリーやグループなら、「キャンプでピザを焼く!」なんて言うのも盛り上がるかもしれませんね。
結構人気みたいですよ。
看板犬のジョアが可愛い!
こちらには看板犬が居て、名前は「ジョア」だそうです。
首からチリンチリンとなる鈴をぶら下げています。
とても人懐っこくて、可愛いですよ。
ただ、夜中にキャンプ場をパトロール(?)する事もあるのは知っておいた方が良いでしょう。
実際に、テントに入って消灯。寝ている時にテントの外で「・・・チリン・・・チリン」と鈴の音が。
ジョアが夜歩き回る事を知っていたので、何てことなかったですが。
全く知らなかったら恐怖ですよね、真夜中にテントの外で鈴の音がするなんて。
竜神水が湧いている
テントサイトの一番奥まで行くと、河原へ下りられる階段があります。
そこには、こんな看板が。
階段を下りて、川沿いにてくてくと歩いていくと・・・ありました、竜神水。
ちなみに、管理人のおばちゃんに聞いたところ、汲んでコーヒー淹れると最高に美味しいとのこと。
ただ、保健所の兼ね合いもあり、煮沸して飲んでねとの事でした。
・・・容器をもって汲みに行き、コーヒーを淹れさせていただきました。
もちろん、旨し!です。
バンガローもたくさんある
今回は(と言うより、基本的にいつも)テントサイト派なので、あまりチェックはしませんでしたが、バンガローもたくさんありました。
テントが苦手と言う人も楽しめまるキャンプ場ですね。
唯一大変なのは荷物運び!
個人的にはたいして苦痛ではなかったのですが、管理人のおばちゃん曰く、
「荷物を運ぶのが大変だからあまり人が来ないんじゃない?」
と言っていました。
実はこちらのキャンプ場、駐車場から吊り橋を渡って行くのです。
なので、荷物は自分たちで運ぶ必要があるということですね。
一旦、駐車場に車(バイク)を停めたら、先に吊り橋を渡って管理事務所に行きましょう。
吊り橋を渡ったら、すぐ左手にお風呂(温泉)があります。
お風呂の前を通過して先に進んで行くと、事務所があるのでお金を払って受付を済ませます。
利用に際しての説明を聞いたら、一輪車かリアカーを借りて荷物を運ぶと言う訳ですね。
ちょっとしたアトラクションみたいに楽しめる人なら全く苦ではないと思うのですが・・・。
大量の荷物を持ち込む人は大変かもしれませんね。
ちなみに、リアカーの方が便利ですが2つしかないので使ったらすぐに元に戻しましょう。
中津川村キャンプ場の場所とアクセス
秩父の中でも奥秩父にあたるので、秩父市の中心、駅前辺りから更に40kmくらいあります。
車なら1時間くらいでしょうか。
仮に、高速道路を使っていく場合には、最寄りは関越道の花園IC。
インターを降りてから2時間くらいです。
住所:埼玉県秩父市中津川243
駐車場の入り口は急坂なので注意!
駐車場の入り口には看板が出ているのですが、少々わかりにくいのと、先が見えないくらいの急坂なので注意が必要です。
軽自動車やバイクで来ていた人も居るので、普通の車なら降りられるはずです。
ただ、「ここ降りるの?」みたいな感じなので、気を付けないと通り過ぎてしまうかもしれませんね。
中津川村キャンプ場の料金と営業期間、チェックイン・チェックアウト
今回、テントサイトを利用しましたが
でした。(タープは使っていませんが)
バンガローのほうは、ネットの情報によると7,000円~となっていましたが、実際に利用したわけでは無いので確認してみてください。
他には、薪300円(少し少な目かな)、炭1,000円(炭は高いので持参がおすすめ)、ビールなら自販機で売っていました(300円:アサヒ350ml缶)。
あと、たぶんですが、基本的な道具は借りられるような感じです(確認してみてくださいね)。
営業期間は例年4月~11月だそうです。
冬場はお休みですね。
また、
です。
荷物の多い場合は、搬出も大変(吊り橋をリアカーで渡らなくてはならない)なので、少し早めに動き出した方が良いかもですね。
中津川村キャンプ場の携帯電話の電波状況は?
仕事の関係上、携帯電話が使えなくなるのは困るタイミングだったので、予約時に電話状況も確認しました。
その時の回答は、ドコモ、ソフトバンク、auの3キャリアは問題ないとのこと。
実際、使用しているのはドコモだったのですが、全く問題なく使えました。
おわりに
キャンプのスタイルは人それぞれだと思います。
なので、人によって好みもあるでしょう。
ただ、個人的にはとても良いキャンプ場で、またリピートしたいと思ったキャンプ場です。
大人数のグループでワイワイやりたいと言う人には向いていないかもしれませんね。
ただ、少人数や家族だけで静かに楽しみたいと言う人にはおすすめです!
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