夏の暑い時期が過ぎて秋になると、一気にキャンプがしやすくなりますね。
気温の問題もありますが、虫も減ります。
それから、美味しい「秋の味覚」が増えてくることもお気に入りの要因。
ひと言で秋の味覚と言っても、色々あるのですが・・・今回は栗。
外で栗ご飯に挑戦してみたので、簡単に綴っておきます。
キャンプで栗ご飯を作ろうと思った理由
キャンプは好きなので、年に何度も行くのですが・・・食事がマンネリになってきたなと感じたのがキッカケ。
たまには、普段作らない食事を作ってみようと思ったわけです。
どうせだったら、季節が感じられるメニューが良いなと思って「栗ご飯」に挑戦してみました。
それから・・・クッカーでご飯を炊くのはいつものこと。
「だったら、栗を入れて炊けば栗ご飯になるんじゃないの?」と安易な考えもあったのは事実ですけどね。
栗の下ごしらえ(皮むき)は事前にやっておくと楽
事前にネットでレシピを見ると、一番大変なのは下ごしらえ(皮むき)かなと。
現地(キャンプ場)でやっても良いのですが、今回は初めてなので事前にやっておくことに。
結果的には、キャンプ地での作業が非常に楽だったので、事前に準備しておいて正解かも知れません。
ただ・・・キャンプの時って、暇な時間がある事も多いですよね。
そんな時は、現地でゆっくり栗の皮むきからやると言うのも、楽しいかも知れませんね。
(意外と時間が掛かりますが)
と言うことで、下ごしらえの工程も記載しておきます。
まずは、軽く洗って、50度くらいのお湯に30分ほど浸けておきます。
こうすると、皮がやわらかくなって剥きやすくなるらしい。
ちなみに、水でも良いみたいですが、その場合は2時間以上浸けておいた方が良いそうです。
栗は、外側の「鬼皮」、その下に「渋皮」という二種類の皮があります。
外側の鬼皮は、「栗のお尻」の部分を包丁やナイフで落としてしまえば、手で剥けます。
その次に、渋皮を包丁で剥きます。
なので
と言う流れです。
左から、鬼皮が付いている状態(お尻の部分をカット)。
真ん中が、鬼皮をむいて渋皮が付いている状態。
右が、渋皮を剥いた状態。
それから、皮をむいた栗は、すぐに水に浸けておきます。(アク抜きになるのと、変色防止になるみたいですね。)
キャンプ場で皮むきをする場合には、全部の栗の皮むきが終わるまでの間、水に浸けておけば大丈夫だと思います。
今回は前日準備なので、1時間ほど水にさらして、水分をしっかり拭いて、ジップロックに入れて冷凍庫に。
翌朝、忘れずに持って行くようにします。
ちなみに、剥いた栗はあまり日持ちしないようです。
茨城の栗専門店のサイトに、詳しい保存方法が書いてあったので参考までに。
クッカー(飯盒)で栗ご飯を作る
さて、ここからはキャンプ場での作業。
キャンプ地でご飯を炊くのは、多くの人がやった事があると思います。
クッカー、飯盒、コッヘル・・・呼び方はそれぞれですが、野外用の調理器具を使うケースが多いですよね。
最近はメスティンも人気です。
私が普段使っているのが、スノーピーク(snow peak)のアルミクッカー。(チタンではなく、アルミの方)
トレック900と1400の両方を良く使います。
このクッカーの良い所は、スタッキング性に優れていて、価格も魅力的なところ。
スノーピークって結構高価なイメージがありますが・・・これは値段を気にせずガンガン使えます。(繰り返しですが、アルミの方です)
さて、栗ご飯ですが、お米2合。
モチ米とかを使うケースもありますが、今回は普通のお米。
軽くお米を研いだら、栗とお水を入れて30分くらい放置。浸水させます。
冬場は1時間くらい浸水させた方が良いのですが、今日はまだ10月なので30分で大丈夫でしょう。
ちなみに、クッカーでご飯を炊くときにお米の芯が残ってしまうのは、水が少なかったり浸水時間が足りなかったりする事が多いですね。
しっかり浸水させたら、後は普通にご飯を炊くのと同じ工程。
今回は、
こんな感じでやってみました。
色々なレシピサイトを見ると、「白だし」や「だし昆布」とか「みりん&お酒」を入れているレシピもあったりします。
あとは好みで色々試してみるのも良いかも知れませんね。
炊きあがり後、しっかりと「蒸らし」の時間を取って・・・いざ蓋を開けてみたのが以下の写真。
ばっちり炊き上がっていました。
あとは盛り付けて、ゴマを振って・・・完成!
ご飯の炊きあがりも丁度良く。
栗はホクホクで完璧。
敢えて言うなら、若干薄味だったかな。(塩の加減?)
ただ、「敢えて言うなら」程度で、基本的には栗の味が良く感じられて、凄く美味しかったです!
キャンプで栗ご飯は難しくない
今回、はじめて野外で栗ご飯を作ってみたわけですが・・・思ったより簡単!と言うのが感想。
そして、美味しい。
ただ、今回は皮むきの下ごしらえを、前日に自宅でやっているのもポイントかも知れませんね。
キャンプ地で栗の皮むきをやろうとすると、少し時間が掛かるかも。
ただ、現地で栗を拾って、その場で皮むきもして・・・なんて言うのも趣がありますよね。
何より、手を掛ければその分美味しく感じると思います。
今後、秋のキャンプの定番メニューになりそうな気配・・・。
ちなみに、デザートは焼き芋でした。
それでは今回はここまで。
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