気が付いたら、庭の隅っこにゼニゴケが繁殖。
見て見ぬふりをしていたら、どんどん増える一方で・・・。
世間では、苔を育てる趣味などもありますが・・・個人的にゼニゴケは好みではない。(見た目も苦手)
しかも、育てるどころか放置していても勝手に育っていく厄介な奴。
なので重い腰を上げて、駆除に挑戦。ゼニゴケ退治の一部始終を綴っています。
ゼニゴケは勝手に繁殖していく
いま住んで居る所には、猫の額ほどの小さな庭がありまして。
残念ながら、隣家が建て直しをしてから日当たりが悪い場所ができてしまっています。
もちろん、隣家に対して全く文句はないのですが・・・日当たりが悪くなったところに苔が出るように。
見て見ぬふりをしていたのですが、勝手に繁殖していくわけですよ。こいつらは。
苔自体は、特に嫌いなわけではないのです。
苔玉を育てたりする趣味は素敵だと思いますし、場所によってはなんとも言えない「ワビサビ」感を演出してくれますしね。
なんなら、群馬にある「チャツボミゴケ公園」に行ってみたいくらいです。
ただ、どうにもこうにも、庭で繁殖していくゼニゴケは好きになれない。
しかも、調べたところ、胞子の拡散で勝手にどんどん繁殖していくとのこと。場合によっては傘のようなものまで出てくるみたいじゃないですか(うちのは傘はありません。)
というわけで、あまり放置していると、後が大変だなと思って駆除にチャレンジしてみたわけです。
ゼニゴケ駆除には色々な方法があるらしい

ゼニゴケの繁殖方法で調べると、色々な方法が出てきます。
ネットで調べると、代表的な対策としては
と言うような感じ。
ただ、どれが一番効果があるのかがイマイチわからない。
しかも、勝手に繁殖しているゼニゴケにお金を掛けて駆除したくはない。
と言うことで、ゼニゴケ用の駆除剤は却下。
費用も掛かるし、種類が色々あって効果の比較も難しい。(スプレータイプとかもあって、手軽そうなんですけどね・・・。)
次に酢や石灰。
なにやら、ゼニゴケは酸性の土壌を好むとのこと。
酢や石灰を撒くことで、土壌がアルカリ性や中性に近づくらしい。結果的にゼニゴケの繁殖を止めたり枯らす効果があるとのこと。
ただ、土壌の質が変わるので、他の植物への影響とかも注意しないといけないようですね。
・・・なんとなく面倒なのと、酢も石灰も購入が必要なので却下。
酢は家にあるけど、どれくらいの量が必要かわからないですしね。
バーナーで燃やすと言うのは、効果ありそうなのですが、バーナーを購入しないといけないので却下。
(※約半年後、バーナーで焼く方法も試してみました!)
関連記事≫ゼニゴケをバーナーで焼いて駆除してみた!
ちなみに、根こそぎ剥がすのはチャレンジしてみました。
ゼニゴケは雑草と違って、引っこ抜くことができません。
なので、シャベルで表面の土ごと削ぎ取る感じ。
これは簡単。しかもめっちゃ効果ある!効果あるというか、削ぎ取っているので当たり前です。
ただ・・・ふと疑問が湧いたわけです。
「全部削ぎ取るの大変じゃない?」
「そもそも、削ぎ取った土付きのゼニゴケ、どこに捨てる?」
ゼニゴケはしっかりと根付いているので、削ぎ取ると苔の部分より土の割合の方が多いんですね。
ゴミ袋に入れて、ごみの回収日に出してしまおうかとも考えたのですが・・・他の人から見れば「土を捨てている」ことになってしまいます。
基本的に土はゴミ回収の対象ではありません。
と言うことで、残るは「熱湯」と言うわけですね。
熱湯なら費用も手間も掛からない
熱湯をかける事で、ゼニゴケは高温で枯れるとのこと。
しかもお湯を沸かすだけなので、費用も掛からない。
お湯をかけるだけなので、楽なのも間違いない。
あとは効果があるかどうかだけですね。
ネットとかでは、「熱湯はやけどの恐れがあるのでやめた方が良いです!」なんて書いている事もあります。(普段、料理とかどうしてるの?って感じですけど。)
もちろん、やけどの恐れはあるでしょう。
なので、足元の悪いお年寄りや、子供と一緒にやる場合には避けた方が良いかも知れませんね。
ただ、ヤカンでお湯を沸かしてかけるだけ。
普通にやれば全然問題ないでしょう。
ゼニゴケの熱湯駆除の効果は?

まずは、ヤカンにたっぷりのお湯を沸かします。
高温で枯らすとの事なので、「本当の熱湯」になるまで沸かします。
グラグラ、ボコボコに沸騰したら、ゼニゴケにかけるだけ。
キッチンから、ゼニゴケの場所までは、転ばないようにくれぐれも注意しましょう。
直ぐに枯れる訳ではないので、効果を測るために目印(棒と植木鉢の破片)を立てて写真を撮っておきます。
【熱湯をかける前①】

【熱湯をかける前②】

ジョボジョボと熱湯を掛けます。
地面(ゼニゴケ)から湯気が立ちます。熱湯をかけてすぐに変化があるわけではありませんので、効果があるかは良く分かりません。
ただ、中途半端だと良くないので、たっぷりのお湯を掛けるようにしました。
お湯をかけたら、後は放置、1週間後の写真がこちらです。
【熱湯をかけて一週間①】

【熱湯をかけて一週間②】

緑色して元気だったゼニゴケは、明らかに色が変わっていますね。
まだ形が残っていますが、おそらく枯れているのでしょう。
これで繁殖して広がって行くことは無さそうです。
あとは、このまま土に帰っていくのを待つだけですね。
おわりに
ゼニゴケの駆除には、熱湯で効果が充分ありました。
費用も掛からない、しかも、お湯を沸かしてかけるだけという楽々な手段。
ゼニゴケ悩んでいる人にはおすすめです。
お金を掛けて駆除剤や石灰を買ったりするよりも、費用を掛けずにできて、しかも楽にできる駆除方法なので、むしろ熱湯駆除は最強とすら感じます。
ただ、くれぐれも火傷には気を付けてくださいね。
コメント
熱湯をかけるとゼニゴケと競合しているスギゴケなども死滅してしまうおそれがあり、小鎌で剥がすのが苔庭づくりには地道な管理方法だと思うのですが、より自然で効果的な方法はないのでしょうか?